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次回の談話会

第5回

1月20日 15:15〜


講演者 高橋 幸祐
講演題目 昭和基地で観測した地磁気データの品質向上のための調査
講演要旨  昭和基地では1966年以降、現在に至るまで地磁気変化観測と地磁気絶対観測を継続実施している。南極圏における長期間の地磁気観測結果は非常に貴重なデータであり、我々はデータクオリティの向上のための調査を国立極地研究所と共同で実施している。具体的には絶対観測から得られる基線値を用いて変化量データを補正し絶対値化し、最終的には絶対値化した地磁気変動をweb上で準リアルタイム公開することを最終目標としている。
 すでに得られている1997年5月から2011年7月までの基線値データベースを調査した結果、異常値が含まれていることがわかった。正常に観測したとされている同期間のすべての観測基線値と採用基線値(4個の観測基線値の平均)との差を調べた結果、この差の頻度分布がGauss分布に従うとみなしてよいことがわかった。この仮定の下、正規確率プロットを用いて異常値検出を行った。
講演者 山ア 伸行
講演題目 草津白根山における全磁力観測
−平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の消磁変化−
講演要旨  気象庁地磁気観測所では、1976年から草津白根山で全磁力繰り返し観測を、1990年からは全磁力連続観測を実施している。これまでに、何回か火山活動に伴う全磁力変化を捕らえている。今回、近年の全磁力繰り返し観測と全磁力連続観測の結果について紹介するとともに、2008年の熱活動の高まり時に見られた磁場変化と東北地方太平洋沖地震後の消磁変化について、火山用地殻活動解析支援ソフトウェア(MaGCAP-V)を用いて磁気双極子モデルを計算し、熱帯磁や熱消磁のソースについて報告する。
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