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次回の談話会

第1回

4月17日 15:15〜

講演者 沖野 郷子(東京大学大気海洋研究所)
講演題目 海底の磁化を測る - 船から、潜水船から-
講演要旨 プロトン磁力計による海域磁気観測は1950年代にはじまり、 海底の磁気縞異常の発見は海洋底拡大説さらにプレートテクトニクスの成立を導きました。 現在でも、研究船を利用した磁気観測では当時と原理的にはかわらないプロトン磁力計が広く使われており、 縞異常解析に基づく海底拡大過程の詳細な復元やテクトニクスの研究、海山の磁化構造の研究などが行われています。 また、同種の磁力計に錘をつけて海底近傍まで沈めて深海を曳航することで、 より短波長の磁気異常を捉えることができるようになり、tiny wiggleの検出や古地磁気強度変動の研究を進めることができます。 私達のグループでは、さらに海底近傍での安定した高分解能の磁気異常観測をめざし、 自律型海底探査機や有人潜水船にフラックスゲート型磁力計をとりつけた観測に取り組んでいます。 現在の主なターゲットは海底熱水活動域における磁化構造の研究で、 熱水循環により母岩が変質するメカニズムと循環の広がりを磁化分布から推定することを試みています。 本講演では、さまざまな磁力計をさまざまなプラットフォームを利用して観測している実例を紹介します。

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