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平成29年度 第3回

2017年06月23日(金) 15:15〜  
地磁気観測所大会議室

講演者 浅利 晴紀 (ポツダム大学/GFZドイツ地球科学研究センター)
講演題目 地磁気で地球深部を覗く
講演要旨 世紀を越えて世界各地で継続されている地磁気定点測定は、地球主磁場の永年変化、更にはその起源となる地球外核金属流体の対流現象を知る手がかりとして貴重な情報を提供してきました。一方、1999年以降に相次いだ人工衛星ミッションからは膨大で稠密な観測データがもたらされ、主磁場の経年振動など微細な振幅を持つ変動も明らかになりました。経年振動の成因として、理論的には外核に存在しうる幾種かの波動現象が示唆されていますが、その特定に至るには衛星ミッション期間が依然短いのが現状です。そこで、ナント大学のWardinski博士との共同プロジェクトでは、1957年 (国際地球観測年)以降の約半世紀におよぶ定点測定だけをデータとして、外核中の経年波動現象の解明に向けて有用となる主磁場経年変動モデルの構築を目指しています。ここでは、この現行プロジェクトについて簡単にお話し致します。


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