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地磁気観測所要報 第14巻 第02号, p.57, 1972年3月


Cs-光ボンピング磁力計の安定度に関する実験結果およびその考察


佐野幸三


要旨

 新標準磁気儀製作にともない光ポンピング磁力計を導入することになった.光ポンピンク強力計は安定度,分解能に関して,他種類の磁力計よりすぐれているといわれているが.44年度に製作した試験用Cs-光ポンピング磁力計について実さいの動作試験および基本特性に関する実験を行なった結果,本磁力計は極めて温度依存性が強いことがわかった.光ポンピング磁力計の安定度には理論式よりも知れるように吸収セルの横緩和時間が.もっとも重要な要素となるが,試験用Cs-磁力計の同緩和時間はほぼ2.8msと実測され,あまり安定度の面からは好ましい値ではないことがわかった.この横緩時間はランプエキサイターすなわちポンピング光の強さにより変化するものであり,エキサイターの安定化が絶対的に必要であることがわかった.
  これらの実験結果について理論と比較し,2,3考察する.



[全文 (PDF; 日本語; size:1080KB)]


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