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地磁気観測所要報 第16巻 第02号, p.143, 1975年12月


柿岡の変換函数


白木正規,柳原一夫


要旨

 地磁気短周期変化ΔH,ΔD およびΔZの間には,近似的に,
 
  ΔZ=AΔH+BΔD
 
  という関係が成立つことが知られている.このAおよびBは周波数の函数で変換関数と呼ばれる.この論文では,1969年〜1970年に15個の磁気嵐を選んで,Everett and Hyndman(1967)によって開発された, パワースベクトル解析を用いる方法によって,柿岡の変換函数を15〜120分の周期にわたって求めた.そして,得られた結果と,従来の方法で求められているA およびB との比較を行なった.さらに,変換関数の信頼性についても述べる.



[全文 (PDF; 日本語; size:649KB)]


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