ナビゲーションスキップ用画像

ナビゲーションをスキップ

 
 
ホーム > 刊行物 > 地磁気観測所テクニカルレポート > 第7巻 第1,2号 >全磁力観測における年周変動調査

地磁気観測所テクニカルレポート, 第7巻, 第1,2号, pp. 9-13, 2010年3月


全磁力観測における年周変動調査


西村三治、有田 真、森山多加志、橋本雅彦、菅原政志、石田憲久、長谷川 浩


要旨

 女満別出張所の全磁力連続観測点(79F)にみられる全磁力の年周変動の原因を探るため,外気温及び79F付近の地中温度(深度0.1m,0.5m,1m)の測定を行い全磁力値の変動との関連を調査した.
 その結果,年周変動は地表付近の地中温度と相関が高いことが判明した.また, 79Fを含めた構内磁場測量を行った. 結果から79F周辺は南北方向と比較して東西方向の磁場傾度が極端に大きかった(10nT/m).
 これらのことから79Fの年周変動は,温度変化に伴い局所的に周辺の磁場が変動したためと考えられる.


2010年3月3日受付, 2010年3月8日改訂, 2010年3月16日受理




このページのトップへ