ナビゲーションスキップ用画像

ナビゲーションをスキップ

 
 
ホーム > 刊行物 > 地磁気観測所テクニカルレポート > 第8巻 第1,2号 >伊豆大島における2007〜2010年の地磁気全磁力観測

地磁気観測所テクニカルレポート, 第8巻, 第1,2号, pp. 19-27, 2011年3月


伊豆大島における2007〜2010年の地磁気全磁力観測


三島 稔明、田口 陽介、増子 徳道、芥川 真由美、山崎 明、熊坂 信之


要旨

 地磁気観測所では伊豆大島三原山の火山活動を監視するために2007年に火口北側に三原北観測点を設置し,全磁力連続観測を開始した.また,2008年以降は火口を取り囲む13観測点において全磁力繰り返し観測を行っている.本稿では,現在 (2010年11月) までに得られた観測成果を紹介する.

(1) 全磁力連続観測データには振幅約20 nTの年周変化がみられる.この変化は観測点付近の地中温度と同位相であり,地表付近の温度変化に伴う岩石の磁化強度変化による影響と考えられる.地中温度を用いて全磁力変化を補正することにより,火山活動を反映すると思われる全磁力の経年変化を分離することができた.現在は補正方法の改善を目指して,地中温度変化そのものについて検討を行っている.

(2) 全磁力繰り返し観測は,現時点ではデータの蓄積を行っている段階である.観測地点ごとに系統的な変化は認められるものの,本稿ではデータの紹介にとどめる.


2010年11月11日受付, 2010年12月14日改訂, 2010年12月21日受理




このページのトップへ