ナビゲーションスキップ用画像

ナビゲーションをスキップ

 
 
ホーム > 刊行物 > 地磁気観測所テクニカルレポート > 第9巻 第1,2号 > ウェーブレット解析を用いた火山性磁場の長期トレンド抽出と他手法との比較

地磁気観測所テクニカルレポート, 第9巻, 第1,2号, pp. 19-24, 2012年2月


ウェーブレット解析を用いた火山性磁場の長期トレンド抽出と他手法との比較


笹岡雅弘、清水淳平


要旨

 地磁気観測所では,火山において実施している全磁力観測から火山性磁場変動を検出することを目的として,地球内外から及ぼされる様々な磁場変動を分離する手法の開発を行ってきた.これら手法を用いて,三宅島の観測点を例に火山性磁場の長期トレンドについて調査した.ウェーブレット解析は,地磁気擾乱などに起因する短周期変動を殆ど除去した長期トレンドを抽出し,年周変化や海流の影響を各地点で容易に比較可能にした.また,ウェーブレット解析,確率差分法及びカルマンフィルター法から得られた結果を比較すると,いずれの手法でも,程度の差はあるが短周期変動は分離され,ほぼ同様な火山性磁場の長期トレンドが抽出されたものの,1月間のオーダーで見ると,トレンドに食い違いが見られる場合があることが示された.この食い違いの原因としては,参照した地磁気観測データのトレンドが反映されたものと推察される.


2010年11月19日受付, 2011年9月28日改訂, 2011年11月4日受理




このページのトップへ