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研究代表者:増子 徳道
地磁気観測所では1913(大正2)年に柿岡(茨城県)で、1952年に女満別(北海道)で、1958年に鹿屋(鹿児島県)で、地磁気観測をそれぞれ開始し、現在に至るまで長年にわたって地球磁場の変化を記録し続けています。柿岡では1976年から、女満別・鹿屋では1985年からデジタルデータとして収録されるようになりましたが、それ以前の地磁気変化は印画紙(「ブロマイド」)上のアナログ記録として保管されています。
私たちは過去のアナログ記録の利用価値を高めるため、時間分解能の高いデジタルデータ化を進めてきました。印画紙記録をデジタル画像化するとともに、印画紙上の記録線を読み取って数値データへと変換し、1分刻みの「毎分値」および7.5秒刻みの「7.5秒値」を作成しています。平成28年度は、7.5秒値(柿岡1976〜1983年)および印画紙記録画像(柿岡1926〜1934年、柿岡1976〜1983年、女満別・鹿屋1977〜1979年)を追加しました。
デジタル化したデータは、地磁気世界資料センター京都に提供し、世界中の研究者に公開されているとともに、地磁気観測所ウェブサイト(デジタルデータサービス)では印画紙画像とともに公開しています。
他機関との共同研究: 京都大学、名古屋大学
このデータの作成に当たっては、以下の研究助成を受けています。