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沿革

地磁気観測所の沿革

1883年-1911年 明治時代:東京における地磁気観測
西暦 年号 組織業務の概要
1883年3月 明治16年3月 第一回国際極年事業に協力するため、内務省地理局・工部省電信局により地磁気観測を東京赤坂区今井町の臨時観測所で開始
1897年1月 明治30年1月 中央気象台構内で地磁気、空中電気の本格的観測開始[詳細]


第1回国際極年期の地磁気観測原簿
第1回国際極年期の地磁気観測原簿

1912年-1925年 大正時代:柿岡への移転後
西暦 年号 組織業務の概要
1912年12月 大正元年12月 現在地の柿岡に移転、翌年1月より地磁気観測開始
1920年8月 大正9年8月 中央気象台付属柿岡地磁気観測所となる(勅令第294号気象台官制の制定)
1924年 大正13年 国際測地学・地球物理学連合(IUGG)の会議で柿岡が国際的に標準観測所となる
1925年8月 大正14年8月 本庁舎竣工、他に記録室・絶対室・空中電気室・宿舎等を新築
 

開設当時の柿岡地磁気観測所    今道周一初代所長 
   開設当時の柿岡地磁気観測所    今道周一初代所長

1926年-1945年 昭和元年-終戦まで
西暦 年号 組織業務の概要
1926年5月 昭和元年5月 地震観測を開始
1929年6月 昭和4年6月 空中電気観測開始
1930年1月 昭和5年1月 太陽面現象観測を開始(〜昭和45.8)
1932年7月 昭和7年7月 第二回国際極年観測に参加、豊原地磁気観測所を設置し地磁気観測開始(〜昭和21.11)
1932年8月 昭和7年8月 柿岡において地電流観測開始
1936年7月 昭和11年7月 中央気象台柿岡地磁気観測所となる
1938年3月 昭和13年3月 地磁気観測所要報を創刊
1939年11月 昭和14年11月 柿岡地磁気観測所と改称(気象官署官制の制定)

 1940年3月24日に柿岡で観測した最大級の巨大磁気嵐 
1940年3月24日に柿岡で観測した最大級の巨大磁気嵐
 (水平成分(H)の変動幅:661nT)

1946年-1957年 戦後-国際地球観測年(IGY)まで
西暦 年号 組織業務の概要
1946年8月 昭和21年8月 幾寅地磁気観測所設置(〜昭和24年11月)
1948年12月 昭和23年12月 鹿屋において地電流観測を開始
1949年6月 昭和24年6月 運輸省設置法制定、柿岡地磁気観測所は中央気象台の付属機関となる
1949年6月 昭和24年6月 原ノ町観測施設(原ノ町地電流観測所として昭和21年12月開設)及び鹿屋観測施設(柿岡地磁気観測所鹿屋分室として昭和23.9開設)を設置
1949年9月 昭和24年9月 女満別において、地電流・空中電気(〜平成23年3月)・気象観測(〜平成9年3月)を開始
1949年9月 昭和24年9月 鹿屋において気象観測を開始(〜昭和41年6月)
1949年11月 昭和24年11月 地磁気観測所と改称、内部組織として総務、地球磁気、地球電気、調査の4課を置く。
1949年11月 昭和24年11月 女満別観測施設(幾寅地磁気観測所女満別分室として昭和24年9月開設)を設置
1952年1月 昭和27年1月 女満別において地磁気観測開始
1954年1月 昭和29年1月 検定業務開始
1956年7月 昭和31年7月 中央気象台は気象庁に昇格し、地磁気観測所は気象庁の付属機関となる
1957年3月 昭和32年3月 標準磁気儀(A-56、H-56)完成、観測開始(昭和33.1から正式採用)[資料(PDF,1.1MB)]
1957年7月 昭和32年7月 国際地球観測年(IGY)に参加、地磁気・地電流早廻し観測、地磁気変化度観測、大気伝導度観測、大気光観測を開始(〜平成10年3月)
1957年7月 昭和32年7月 柿岡がウルシグラム世界日業務(IUWDS)の地磁気通報観測所に指定される
1957年9月 昭和32年9月 内部組織を総務、技術、観測、調査の4課に改正、原ノ町観測施設を廃止

国際地球観測年のロゴマーク
国際地球観測年のロゴマーク

1958年-1972年 国際地球観測年(IGY)-新標準磁気儀(カスマー)誕生まで
西暦 年号 組織業務の概要
1958年1月 昭和33年1月 鹿屋において地磁気観測開始
1961年1月 昭和36年1月 地磁気観測所技術報告を創刊(〜平成15年度)
1963年11月 昭和38年11月 核磁気儀(MO-P型)完成
1964年3月 昭和39年3月 太陽極小期国際観測年(IQSY)に参加、地磁気脈動(ULF)等を観測
1967年3月 昭和42年3月 測地学審議会の建議「地震予知計画について」に基づき地球電磁気的地震予知観測開始(柿岡 昭和42年、女満別 昭和43年、鹿屋 昭和44年)(永年変化精密観測)
1967年10月 昭和42年10月 国際地球電磁気学・超高層物理学会(IAGA)の勧告に基づき女満別が北半球地磁気活動度指数(Kn)決定のための資料報告観測所に指定される
1968年12月 昭和43年12月 地震予知のための大地電気伝導度異常(CA)観測を福島県いわき市において開始
1970年11月 昭和45年11月 太陽活動期国際観測年(IASY)に参加し、父島において地磁気観測
1972年3月 昭和47年3月 新標準磁気儀カスマー(KASMMER)整備(昭和45〜46年度)[資料(PDF,1.2MB)]
1972年 昭和47年 太陽地球環境国際定常監視計画(MONSEE)に参加
1972年 昭和47年 父島において地磁気定常観測開始(翌年4月〜磁場微少変化観測(脈動観測)を開始)

新標準磁気儀(カスマー)光ポンピング磁力計  
新標準磁気儀(カスマー)
−光ポンピング磁力計−

1973年-1988年 新標準磁気儀(カスマー)-昭和の終わり
西暦 年号 組織業務の概要
1973年1月 昭和48年1月 IAGA総会の決議により柿岡が磁気嵐活動度指数(Dst)指定観測所となる
1975年9月 昭和50年9月 IAGA総会の決議により鹿屋観測施設が磁気嵐判定資料報告の観測所に指定される
1976年4月 昭和51年4月 国際磁気圏観測計画(IMS)に参加、柿岡において地磁気脈動(ULF)観測を再開、同計画終了後は定常業務となる
1978年2月 昭和53年2月 火山噴火予知計画にそって、桜島で全磁力常時観測並びに全磁力及び3成分の移動観測開始(〜平成11年3月)、翌年2月から阿蘇山でも同様の観測を開始
1980年1月 昭和55年1月 地震予知計画に基づく全磁力永年変化精密観測(夜間値)の解析中枢業務を開始
1984年7月 昭和59年7月 地磁気観測所は気象庁の施設等機関となる
1986年8月 昭和61年8月 伊豆大島三原山火山緊急観測参加、地磁気全磁力の顕著な異常変化を観測

携帯用プロトン磁力計を用いた火山観測   
携帯用プロトン磁力計を用いた火山観測

1989年-     平成元年-現在
西暦 年号 組織業務の概要
1990年3月 平成2年3月 標準磁気儀(KASMMER)部分更新(平成2〜5年)のうち、地磁気変化検出器室および地磁気変化連続測定装置整備((オーバーハウザー磁力計のF成分検出器(平成4.3)、3成分(H,Z,D)検出器(平成5.3))
1992年12月 平成4年12月 INTERMAGNET 計画に柿岡が参加(女満別は平成5年、鹿屋は平成14年に参加)
1995年3月 平成7年3月 鹿屋の絶対観測室及び絶対観測装置を現用の装置に更新
1995年4月 平成7年4月 地震の一般調査観測及び精密調査観測を廃止、計測震度観測開始
1996年3月 平成8年3月 鹿屋の地磁気変化量観測装置を現用器に改良更新(平成9年3月〜柿岡、女満別)
2002年1月 平成14年1月 地磁気観測所ニュースを創刊
2003年3月 平成15年3月 地磁気観測所報告(年報)のCD-ROM化、地磁気観測所テクニカルレポート及び同別冊を創刊
2004年11月 平成16年11月 第11回IAGA地磁気観測国際ワークショップ開催(柿岡、つくば)
2011年4月 平成23年4月 女満別、鹿屋の観測を遠隔化し、名称を出張所から観測施設に変更
2013年1月 平成25年1月 柿岡での地磁気観測開始100周年
2016年4月 平成28年4月 内部組織を総務、技術、観測の3課に改正

2004年第11回IAGA地磁気観測国際ワークショップのロゴマーク    
2004年第11回IAGA地磁気観測
国際ワークショップのロゴマーク

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